前のページ
次のページ
目次
Plamo Linux には以下のような特徴があります。
- 日本語インストーラ
Slackware の setup コマンドを日本語化しました。fdisk
や liloconf
、netconfig
も日本語化したので、setup を起動後は日本語のメッセージに従ってのインストールと設定が可能です。
- bootable CD-ROM
私が配布している Plamo Linux の CD-ROM は bootable CD-ROM として作成していますので、CD-ROM から起動可能なハードウェアをお持ちの場合、CD-ROM から起動してインストールすることが可能です。
- all-in-one パッケージ
Slackware の boot ディスクと root ディスクを FD 一枚にまとめた起動ディスクをデスクトップ用、notePC用それぞれに用意しました。たいていの環境ではこの FD 一枚で起動とインストールが可能です。ただし、Trident Cyber 系のビデオチップを使っているマシンは日本語表示の都合で 2 枚の FD が必要です。
- FD レスインストール
Libretto など FDD を持たないマシン用に Windows/DOS 環境から loadlin.exe で起動、インストールできるようにしています。上記、Trident Cyber 系のチップを使ったマシンでも、この機能を使えば FD レスでインストールが可能です。
- 国内で広く流通しているハードウェアへの対応
国内でよく使われている SCSI カードやネットワークカード用のデバイスドライバを組みこんだカーネルを用意しました。Adaptec や Tekram の SCSI カード、3Com の 3c590 シリーズや EtherExpressPro 100 などのネットワークカードはそのまま利用できます。
- PJE パッケージのマージ
Slackware に含まれているソフトウェアのうち、PJE(Project JE)が作成している日本語版のあるものはあらかじめ入れかえていますので、インストール直後から日本語環境を使うことが可能です。
- 「お勧め」メニュー
作者が使っているソフトウェアをあらかじめ選択した「お勧め」メニューを用意しました。「お勧め」メニューはデスクトップ用とノートPC用を用意しており、作者が日常的に使っている環境を構築するためのソフトウェアがほぼ自動的にインストールされます。ただし各種の文書や全文検索用のインデックスなどもインストールするので容量は 300M 前後必要になります。
- ノート PC を重視した環境
作者のメイン環境がノート PC なので、PCMCIA や APM など、ノート PC で使うための環境を重視しています。netconfig
で PCMCIA 用の設定もできるようになりました。また、extroot.gz という起動用 ramdisk を使えば、ノート PC の外付け SCSI HDD 上にルートファイルシステムを置くこともできます。
- PC98シリーズへの対応
KMC(京大マイコンクラブ)の人たちがPC98x1シリーズに移植したLinux98を Plamo Linux 環境で使えるようにしました。現在は別のツリーで管理しているので、CD-R なども別にしています。詳細については作者まで問い合わせてください。
- Namazu を使った全文検索システム
「お勧め」メニューでインストールした場合、Namazu と呼ばれる全文検索システムを利用して各種の日本語のドキュメントをキーワード検索することができます。tknamazu というグラフィカルな検索ツールと mule の中から検索する namazu.el を用意しました。
- データベース関係のソフトが豊富
plagia-ML のメンバーの協力で、pgSQL を中心としたデータベース関係のソフトが充実しています。pgpost と呼ばれる新郵便番号データをデータベースのサンプルとして収録していますので、パッケージをインストールするだけで、手元のマシンで新郵便番号のデータベースを構築できます。
- 豊富なゲーム
作者が好きなので(笑)、JG が収集した多数の国産ゲームも用意しました。「お勧め」メニューをインストールすれば、インストール直後から xnetmaj1 や yamsweeper、jnethack などの名作ゲームが楽しめます。
- 作者が日本語を理解できる
作者が日本人なので、コメントや問題点の指摘が日本語で行えます。もっとも、それらにどこまで対応できるかは保証の限りではありません(苦笑)。
前のページ
次のページ
目次