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[plamo:26947] Re: ln の方向
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From:mizo
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Date:Thu, 9 Mar 2006 00:14:10 +0900 (JST)
- Subject: [plamo:26947] Re: ln の方向
- From: mizo <hc7k-mzgc@xxxxxxxxxxxxxxx>
- Date: Thu, 09 Mar 2006 00:14:10 +0900
- User-agent: Thunderbird 1.5 (Windows/20051201)
KOJIMA Mitsuhiro wrote:
> こじま@出遅れた,です(笑
>
> From: mizo <hc7k-mzgc@asahi-net.or.jp>
> Subject: [plamo:26945] Re: ln の方向
> Date: Wed, 08 Mar 2006 22:25:13 +0900
>
>>>> リンクを「張る」という言い方はどういう風に始まったのでしょう?
>>> 全くの憶測ですが、
>>>
>>> ・ls -l での表示が、シンボリックリンクファイルから実体への矢印になって
>>> いること
>> リンク=シンボリックリンクと考えてはいけません。
>> ハードリンクのほうが意味的にも古い概念です。
>
> 確かに歴史的にはハードリンクの方が古いですが,今のスレの流れ的にはリン
> ク = シンボリックリンクと考えていいんじゃないかな?
確かに、今のスレで、リンク=シンボリックリンクは正しい認識だと思います。
ただ、リンクって概念は、「真-偽」なんて言ううすぺらいものでは無く、
名前空間と実態とのリンクと言う深い意味があることを知って貰いたかっただけです。
これは、Linux/UNIX/Windowsの様なPF限定の概念ではなく
Grid,WS,SOA,セマンティックWeb等と言う
最先端の技術に通じる話であることを知って欲しいと思ったのです。
しかし、確かに本スレッドとは関係の無い話ですね。
勝手に話を膨らませてすみません。
>> シンボリックリンクに関しては、言われている通りですね。
>> でも、私は、シンボリックリンクは、
>> ファイルシステム越えのリンクのために、便宜的にビルジョイが考え出したもので、
>> あまり、ローカルなファイルシステムを論じる上で
>> 本質的な物では無いような気がします。
>> ただ、ネットワークワイドな世界になると、
>> その延長線上の概念にあるURL,UDDI等を一緒に考えると面白い気もしますが。
>
> UNIX ではないですが,TRON の「実身・化身モデル」の概念は UNIX のリンク
> をより発展させたもののように思いますね.
私も20年位前にTRON の「実身・化身モデル」を聞いたときには面白いと思いました。
この様なシステムの概念を受けて、ファイルシステムの重要な一面は、
人間の認識と機会(計算機)の処理の橋渡しの観点から、
名前空間と実態とのリンクのモデルが如何にあるかが重要なのだと思っている訳です。
最近の/procや/devの使用方法を考えると
ファイルシステムを昔のストレージに特化した概念で考えるのは違うなと思うので、
若い人は、その辺も良く知って貰えると嬉しいかなと思った訳です。
しかし、TRONの「実身・化身モデル」等と聞くと、同時期に社内でICONの標準化なんて
活動をやっていたのが懐かしく思い出せます。
ちなみに、当時は、○,×が正解,不正解として通じるのは日本だけだと知らされ、
表現と意味のリンクは、中々深いものだなと思ったものです。
うろ覚えですが、「シンボル」「隠喩」「表象」がICONの本質だったような気がします。
○,×は「シンボル」だったはずです。
認証科学などを勉強するとこのあたりが出てくるはずですが脱線しすぎですね・・・
> ウロ覚えだけど,Plan9 あたりにも ln をさらに発展させたような機能があっ
> たような..
AFSあたりの話でしょうか?
私も、Plan9は門外漢以前のド素人なので済みません。
> ちなみに,最近の mount コマンドは --bind というオプションを取って,マウ
> ントしたファイルシステムの一部を別のディレクトリにマウントし直すという
> シンボリックリンク的な機能もありますね.
>
> 新しい CDplamo ではこの機能を使って CD-ROM 上のディレクトリを ramdisk
> 上にマウントし直しています.
>
> echo "mount $cd as /cdrom"
>
> mount --bind /cdrom/bin /bin
> mount --bind /cdrom/usr /usr
> mount --bind /cdrom/lib /lib
> mount --bind /cdrom/opt /opt
> mount --bind /cdrom/sbin /sbin
>
> 以前は ramdisk 上の /bin 等は /cdrom 上の対応するディレクトリへのシンボ
> リックリンクになっていて管理が結構大変だったけど,これだと空のディレク
> トリにしておけばいいので,ずいぶんすっきりした印象.
mountも、名前-実態の連携を如何に形成するかの手段の一つだと思います。
「--bind」のオプション自体が、どの様な意味かは正確には判りませんが、
色々な要求に応える手法が出て来たのだなと言う気はします。
> # これも含めて,Linux の世界ではかっての「常識」がいつの間にか通用しな
> # くなって驚くことしきり(苦笑
確かに、細かい技術としての「常識」は変わってきていますが、
求める本質は変わっていないと思います。
最近の私のビックリは、「アレー、最新技術なんて言っているけど、
昔、似たようなこと言っていたじゃん、本質の違い異はなに?????」
と言うことですかね。
SOAなんかCORBAと何が違うの?????
> ------
> こじま
少々、酒が入っているので気に障る発言がありましたら済みません。
しかし、温故知新もたまには良いものですよ。
溝口
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