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[plamo:12134] Re: install時のreiserfsの利用
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From:YAMAGUCHI Shingo
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Date:Mon, 5 Nov 2001 15:18:46 +0900
- Subject: [plamo:12134] Re: install時のreiserfsの利用
- From: shingo@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx (YAMAGUCHI Shingo )
- Date: Mon, 5 Nov 2001 15:18:46 +0900
- Posted: Mon, 5 Nov 2001 15:17:47 +0900
山口@富山大学 です。
<20011105.140117.300604050.z1980163@zenrin.co.jp>において
田原 俊一さんは言いました。
> > 昔は速度的に不満があったのですが、今試している限りそれほど不満は
> > ありません。
> > # 100Mbit NIC で NFS で使ってあまりストレスを感じない程度には
> > # 速いです
>
> 会社の開発用マシン(これはRedHatですが)では、1ディレクトリに数千オーダ
> のファイルを飼うような構成になっているので、ext2では遅すぎるということ
> で 2.4.13+ReiserFS に持っていきましたが、こういう環境下で、ext3はパフォー
> マンスが出るのでしょうか?
>
> # 確か、inode 管理はext2互換のはずなので、やっぱり遅いのかな、という気
> # がします。
上記の領域は、
ハードウェア: Promise FastTrak 66 (PDC20262)
IDE0: Seagate ST380020A (ATA100, 80GB)
IDE1: Seagate ST380020A (ATA100, 80GB)
ドライバ: pdcraid(software) kernel 2.4.10
FS: ext3
という状態なんですけど、RAID がまだ Software なので純粋にファイル
システムの速度比較にならないと思ったので前の記事ではあまり触れない
ようにしていました。
ちなみに 1 世代前は、
ハードウェア: Promise FastTrak 66 (PDC20262)
IDE0: master: IBM DJNA-352500 (ATA66, 25GB)
slave: IBM DJNA-352500 (ATA66, 25GB)
IDE1: master: IBM DJNA-352500 (ATA66, 25GB)
slave: IBM DJNA-352500 (ATA66, 25GB)
ドライバ: md(software) kernel 2.4.2
FS: ext2
という状態でした。
上で紹介した領域は、各ホストのバックアップや、よく使う tar ball を
ため込んである(割と大きめのファイルを小数操作するスタイル)のですが、
こういう使い方だと ext2 までとは行きませんが、そこそこ速度は出ます。
# ディスク自体が速くなったので、その分速く感じるだけかもしれません
この中で、古いニュース記事を収めたディレクトリがあったのですが、
その部分の書き込みは、
NFS サーバ: FreeBSD 4.3, 100Mbit NIC, vinum(RAID1)
を相手として、約 200 〜 300 kB/sec. 程度でした(df での目測です)。
その他の部分では約 800 kB 〜 1 MB 程度出ていたようなので、小さい
ファイルをたくさん扱うというのは苦手なのかもしれません。
# これも多くの要因がありすぎてあまり意味のある事例ではないと
# 思いますが...
ローカルでのシーケンシャルな書き込みでは、
% time dd if=/dev/zero of=test_speed bs=1k count=100000
として、
0.190u 8.230s 0:17.67 47.6% 0+0k 0+0io 119pf+0w
0.200u 5.510s 0:14.89 38.3% 0+0k 0+0io 119pf+0w
0.290u 10.470s 0:19.15 56.1% 0+0k 0+0io 119pf+0w
という結果が出てきたので 5 〜 7 MB/sec. は出るようです。
リモートでのシーケンシャルな書き込みでは、私の使っているマシン
(kernel 2.4.13) から NFS(v3) でアクセスしたときのもので、
0.090u 0.760s 0:35.30 2.4% 0+0k 0+0io 164pf+0w
0.110u 0.700s 0:38.49 2.1% 0+0k 0+0io 164pf+0w
0.060u 0.800s 0:37.39 2.3% 0+0k 0+0io 164pf+0w
と出ました。2 〜 3 MB/sec. ぐらいですね。
細かいファイルのやりとりとして、ext3 領域中の fj.lang.c のバック
アップ(記事数 6838, 総容量 29920 kB)を同じ領域の別のディレクトリに
コピーする操作をしてみました。
time cp -r [source] [dest]
として、
0.200u 20.200s 0:20.74 98.3% 0+0k 0+0io 118pf+0w
0.180u 19.060s 0:21.38 89.9% 0+0k 0+0io 118pf+0w
0.210u 19.970s 0:21.73 92.8% 0+0k 0+0io 118pf+0w
となりました。約 1.5 MB/sec. ぐらいです。
同じことを NFS 越しにすると、
0.020u 2.230s 0:36.18 6.2% 0+0k 0+0io 143pf+0w
0.040u 1.920s 0:34.01 5.7% 0+0k 0+0io 143pf+0w
0.100u 2.130s 0:37.14 6.0% 0+0k 0+0io 143pf+0w
となりました。約 800 kB/sec. ぐらいです。これは CD 3 倍速程度
なので、ちょっと遅いですね。
うーん、また Plamo とあんまり関係ないことを書いてしまった。
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富山大学大学院理工学研究科
電子情報工学専攻 知能システム工学第 3 講座
山口 真悟 (YAMAGUCHI Shingo) shingo@kip.iis.toyama-u.ac.jp
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- [plamo:12132] Re: install時のreiserfsの利用, Shun-ichi TAHARA (田原 俊一)
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