[plamo:20351] Re: ALSAインストールで

[Norimasa Matsumoto]

松本@兵庫県です。

  どうも私の説明がまずかったようで混乱させてすみません。

> 元のカーネルに戻す、というのは2.4.20のインストール直後の状態ですよね。

これは、Plamo 3.2 をインストールした直後の状態と言う意味です。
Sound Blaster Live は、カーネルの再構築を行わなくても、module の組込み
だけで音が出ますよと言う事です。

[plamo:20322] の通りに設定したカーネルならば、ALSA ドライバを組み込まなく
ても本来なら音が出るはずです(OSSのドライバで)が、[plamo:20314] のとおり
ならば、カーネルの再構築をしたつもりで、新しいカーネルになっていない、
可能性も考えられます。

  かなり長くなりますが、とりあえず、Sound Blaster Live を使用できるところ
まで、省略せずに書いてみたいと思います。

1. Plamo 3.x 標準に近いカーネルを作成する。

  以下 root で、

  現在ある module 類を退避
     # cd /lib/modules/
     # mv 2.4.20 2.4.20.old

  カーネル再構築
     # cd /usr/src/linux
     # make mrproper
     # cp plamoconfig .config

     # make menuconfig     ; を実行後何も変更せずに終了。
                       exit を選んだ後、 
                       Do you wish to save your new kernel configuration?
                       で、 Yes

     # make dep clean bzImage
     # make modules
     # make modules_install

  前のカーネルの退避、新しいカーネルのコピー
     # mv /vmlinuz /vmlinuz.old
     # cp arch/i386/boot/bzImage /vmlinuz

2. ブートローダの種類を調べる
      Plamo 3.x のインストールの最後の方で grub か lilo を選択したはずです。
      /etc/lilo.conf というファイルが存在すれば lilo, そうでなければ、
      grub です。

3. ブートローダの設定
   2. で、grub だった場合。

      /etc/grub.conf を編集する。

         title Plamo-3.2
         root (hd0,0)
         kernel (hd0,0)/vmlinuz root=/dev/hda1 ro 
                                                       # この行以降を追加
         title Plamo-3.2 old kenel                     #
         root (hd0,0)                                  #
         kernel (hd0,0)/vmlinuz.old root=/dev/hda1 ro  #

     のように変更する。 (hd0,0) /dev/hda1 の部分は、環境によって異なる
     ので、編集する前の内容に従う。 # より右は入力しません。
     --> 4. へ、


   2. で、lilo だった場合。

      /etc/lilo.conf を編集する。

         image = /vmlinuz
           root = /dev/hda1
           label = Linux
           read-only
                               # この行以降を追加する
         image = /vmlinuz.old  #
           root = /dev/hda1    #   この行の /dev/hda1 の部分は前から
           label = old         #   ある内容に合わせる。
           read-only           #

      /sbin/lilo を実行する。

4. 再起動する。

5. module を組み込む

   # modprobe emu10k1

       dmesg の出力に注意する。
       mp3 を再生したりしてみる。

うまくいけば以上で、OSS ドライバを利用して Sound Blaster Live が利用
できるはずです。

  何かエラーが出た時は、そのままの内容を教えて下さい(日本語訳とかされると
困ります)。

この後で ALSA ドライバに挑戦する時は、
       # rmmod emu10k1
を実行して、OSS のドライバを取り外すか、再起動してから、ALSA の
インストールを行って下さい。

-- 
松本 徳真
Norimasa Matsumoto
E-mail: matsu@netfort.gr.jp