[plamo:16410] Adaptec 16-bit SCSI card

[MASUDA Kooiti]

はじめまして。

Plamo Linuxは1.3から(特に1.4.xを長く)使っておりましたが、
2.xの間は、USB必須のノートパソコンを主に使うようになってしまったため、
古いノート機にインストールしてはみたものの、あまり使っていませんでした。
3.0は2.4系カーネルが採用されているので、主のマシンで使おうと思っています。

Plamo 3.0のノートパソコンへのインストールは無事できましたが、
PCカードのSCSIでMOをつないで使うことができませんでした。
mountコマンドを入れたとたんに、凍りついてしまいました。
メッセージは
kernel: *pde=00000000
kernel: Unable to handle kernel NULL pointer dereference at virtual
  address 0000001b
と、あと、レジスタダンプのようなものが出ました。
CD-ROMドライブの場合は、mountはできることもありましたが、
その場合も、読んでいる途中で止まってしまいました。

Plamo-MLのアーカイブを拝見したところ、
10月の有家さんの
>Subject: [plamo:15520] kernel2.4.18 でMO書き込みエラー
>From: Yoshinori Ariie <PBA00250@xxxxxxxxx>
>Date: Wed, 02 Oct 2002 20:10:07 +0900
から始まるスレッドの話題と、症状がよく似ていることがわかりました。
(有家さんの場合はPlamo 2.2にカーネル2.4.18を入れた場合ですが。)
これで問題をしぼりこむことができ、とても助かりました。

わたしのSCSIカードは、Adaptecの16ビット(Cardbusでない)カード、APA1460です。
(1460のあとに「A」や「D」がついているものを複数持っています。
Slackware 3.xやPlamo 1.xのころ、Linuxのpcmciaライブラリがサポート
しているSCSIカードの種類が少なかったので、定番に統一したのでした。)

PCカードAPA1460を使うと、直接呼び出されるモジュールはaha152x_cs.oですが、
カーネルの aha152x.c がコンパイルされたものが呼び出されていることは、
kernel: scsi0 : Adaptec 152x SCSI driver; $Revision: 2.5 $
のメッセージから推測できます。
これは有家さんの事例に出てくるのと同じものです。

一方、別のディストリビューションのLinuxで、kernel 2.4.17を採用したもの
では、このカードで問題なくMOやCD-Rが接続できていました。

そこで、Plamo 3.0のまま、カーネルだけ2.4.17をコンパイルして入れてみた
ところ、同じSCSIカードで、MOのマウント・読み書きは問題なくできました。
(カーネル2.4.17のaha152x.cのバージョンは2.4で、内容の比較はしていませんが、
番号で見るかぎり、2.4.18に入っているのと同じです。)

有家さんの場合と合わせて、わたしなりに推測しますと、
カーネル2.4.17から2.4.18で更新された部分があり、
aha152x.cにはそれに合わせて変えなければいけないところがあるのに、
2.4, 2.5のいずれでも前のままなので、
null pointerを返してしまうのではないかと思います。

開発版カーネルを追いかける時間はとれないので、
わたしはとうぶんカーネル2.4.17で使うつもりですが、
ご参考になれば幸いです。
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ますだ こういち (増田 耕一)
e-mail masuda.kooiti@nasda.go.jp (職場)