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[plamo:13160] [install Plamo 2.2.1] HITACHI Prius Note 200B4TM



山口@富山大学 です。

ラスタービュー液晶の美しさに負けて買ってしまった、

  HITACHI Prius Note 200B4TM

に Plamo 2.2.1 をインストールしてみました。

ハードウェアは、

     CPU: AMD Duron 950MHz
  メモリ: 256MB(オンボード)
     HDD: 30GB

で、FDD, DVD-ROM/CD-R/RW が内蔵で、CardBus, USB, IEEE1394, LAN,
MODEM などの口がついています。
# 各ハードウェアの認識状況は後ほど

買った状態では Windows XP Home Edition の NTFS 1 パーティションで
30GB 取られているので、何とか空ける必要がありました。

幸い、システムリカバリディスクを使って再インストールするときに
パーティションを切り直せたので、10GB を Plamo 用に空けました。

インストールですが、FDD と DVD-ROM が内蔵なので Plamo の CD-ROM
からインストーラを問題なく起動できました。

ディスクは次のように切りました。

  /dev/hda1  20GB  NTFS
  /dev/hda2  256MB Linux Swap
  /dev/hda3  1GB   Linux Native /home
  /dev/hda4  残り  Linux Native /

パッケージ選択はいつも自分で選択してるので、今回も自分で選択して
入れました。基本的にフルインストールに近い形なのですが、今回は
XFree86 4.2.0 を初めから入れるつもりだったので、X のサーバ関連の
パッケージは外しました。

ブートローダは / パーティションの先頭に LILO を入れ、MBR に grub を
入れることにしているので、インストーラでは取りあえず LILO を /
パーティションの先頭に入れ、起動フロッピーを作りました。

で、インストール自体は非常に楽に終わってしまいました。

インストール後の初めの起動は FD から行い、使わないもの
(fdclone, kon 関連など)を pkgtool で消し、grub の設定をして MBR に
インストールして再起動しました。

ここで、Linux からの各機器の認識状況を見てみます。

cat /proc/cpuinfo
processor	: 0
vendor_id	: AuthenticAMD
cpu family	: 6
model		: 7
model name	: AMD Duron TM Processor
stepping	: 0
cpu MHz		: 946.728
cache size	: 64 KB
fdiv_bug	: no
hlt_bug		: no
f00f_bug	: no
coma_bug	: no
fpu		: yes
fpu_exception	: yes
cpuid level	: 1
wp		: yes
flags		: fpu vme de pse tsc msr pae mce cx8 sep mtrr pge mca cmov pat pse36 mmx fxsr sse syscall mmxext 3dnowext 3dnow
bogomips	: 1887.43

% /sbin/lspci
00:00.0 Host bridge: VIA Technologies, Inc. VT8363/8365 [KT133/KM133] (rev 03)
00:01.0 PCI bridge: VIA Technologies, Inc. VT8363/8365 [KT133/KM133 AGP]
00:07.0 ISA bridge: VIA Technologies, Inc. VT82C686 [Apollo Super South] (rev 42)
00:07.1 IDE interface: VIA Technologies, Inc. Bus Master IDE (rev 06)
00:07.2 USB Controller: VIA Technologies, Inc. UHCI USB (rev 1a)
00:07.4 ISA bridge: VIA Technologies, Inc. VT82C686 [Apollo Super ACPI] (rev 40)
00:07.5 Multimedia audio controller: VIA Technologies, Inc. AC97 Audio Controller (rev 50)
00:07.6 Communication controller: VIA Technologies, Inc. AC97 Modem Controller (rev 30)
00:09.0 Ethernet controller: Accton Technology Corporation SMC2-1211TX (rev 10)
00:0a.0 CardBus bridge: Ricoh Co Ltd RL5c476 II (rev 80)
00:0a.1 CardBus bridge: Ricoh Co Ltd RL5c476 II (rev 80)
00:0b.0 FireWire (IEEE 1394): NEC Corporation: Unknown device 00ce (rev 01)
01:00.0 VGA compatible controller: ATI Technologies Inc Rage Mobility P/M AGP 2x (rev 64)

チップセットは KM133 で、グラフィックチップ ATI Rage Mobility P/M
と AGP で接続されています。
# カタログでは ATI Rage Mobility CL となっていたのですが...

オーディオは AC97 で、チップは AD1886 のようです。
# alsa 入れて動かしてみて分かったのですが
## で、alsa は動き方が変ではまっています

CardBus は pcmcia-cs で対応しているものようで、dmesg を見る限り
問題なさそうでした。
# PC カードを持っていないので実際に動くかどうかは試せませんでした

IEEE1394 は、ドライバは対応していないようでしたが、OHCI のコント
ローラのようなので既存のドライバに簡単なパッチを当てれば動くような
気もします。
# こっちも機器を持っていないので試していません

LAN チップは、SMC2-1211TX となっていますが、rtl8139 互換なので
問題なく動いています。

私の場合、本番はこれからで、

  DHCP クライアントの設定
  カーネル 2.4.17 のインストール(ext3, devfs, fb, IPv6)
  IPv6 関連の設定
  murasaki(USB) の設定
  gcc 3.0.3 のインストール
  glibc 2.2.5 のインストール
  XFree86 4.2.0 のインストール
  alsa 0.5.12a のインストール

など、イベントが目白押しです。

はまったところでは、

  * フレームバッファ(atyfb)を有効にすると画面に何も表示されなくなる
  * Local APIC を有効にすると再起動時 BIOS 画面で凍る
  * カーネル 2.4 の PCMCIA ドライバを有効にすると FDD の IRQ を
    取られて FDD が使えなくなる
  * gcc 3.0.3 で glibc 2.2.5 をコンパイルすると textutils, findutils,
    man などでエラー処理時に SEGV る(再コンパイルで直る)
  * alsa で snd-card-via686a の初回ロード時に codec not valid
    でロードが失敗する表示がでるが、ロードできている。このとき
    ボリューム設定が必ず初期化される。
    2 回目以降のロード時には問題なし。

あたりです。まだ CD-R/RW は試していません。

X は特にはまりませんでした。
# 強いてはまったといえば xlockmore 5.03 が腐っててはまりました

XFree86 4.2.0 を入れて、

  # XFree86 -configure

でできる XF86Config に キーボード/USBマウス/モニタ の設定を書き
加えるだけで問題なく起動しました。
# X では ATI Mach64 LM と認識されます

個人的には Linux を入れてからはまるだけですんだので、いわゆる
「勝ち」のノートだったと思っています。また、xine + d5d(plugin)
での DVD-Video 再生はよさげで、満足しています。

ということで、インストール報告でした。
# 実はインストール報告は始めてだったりする
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富山大学大学院理工学研究科
電子情報工学専攻 知能システム工学第 3 講座
山口 真悟 (YAMAGUCHI Shingo)  shingo@kip.iis.toyama-u.ac.jp

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