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[plamo:12657] 海外にLinuxを持ってきて、タイムゾーンの設定
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From:辰己丈夫
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Date:Fri, 18 Jan 2002 14:52:45 +0900
- Subject: [plamo:12657] 海外にLinuxを持ってきて、タイムゾーンの設定
- From: 辰己丈夫<tatsumi@xxxxxxxxxxxxxxxxxx>
- Date: Fri, 18 Jan 2002 14:52:45 +0900
- Posted: Fri, 18 Jan 2002 06:06:17 +0100
神戸大学の辰己です。
notePCに Plamo Linux 2.2 を導入しています。
現在海外出張中なのですが、海外で notePC を使う時の tips がどこかにある
と嬉しいのですが、あまりみかけないと思いますので、ちょっとここにメモを
残します。
どうも mini-HOWTO っぽいですね。
■準備
●タイムゾーンの検索
まず、
find /usr/share/zoneinfo | less
をして、どんなタイムゾーンがあるかを調べて下さい。私は今、 Paris にいますので、
/usr/share/zoneinfo/Europe/Paris
が適当であろうということがわかります。
●現在の設定の確認
まず、現在の設定を確認します。
date
として、
tatsumi@tt[~]% date
2002年 1月18日 (金) 13:42:31 JST
tatsumi@tt[~]%
などと出てきたら OK です。一番右が JST ですね。
■短期的に変更する場合
●タイムゾーンの設定
次に、私は tcsh を使っているので、~/.tcshrc に TZ の設定を書きます。書き方は、
----ここから----
setenv TZ /usr/share/zoneinfo/Europe/Paris
----ここまで----
のようにします。bash の場合はどうするんでしたっけ? ~/.profile に書くのかな?
----ここから----
export TZ=/usr/share/zoneinfo/Europe/Paris
----ここまで----
●設定の確認
この状態で、新たに shell を起動します。X-Window 環境ならば、kterm なん
ぞを立ち上げてみると良いでしょう。立ち上がったら、さりげに
date
としてみます。そうして
tatsumi@tt[~]% date
2002年 1月18日 (金) 05:41:31 CET
tatsumi@tt[~]%
と出てきたら OK です。一番右が CET(ヨーロッパ中央時間)です。
●ログアウト・ログイン
システムを reboot する必要はないです。いったんログアウトしてログインし
直して下さい。今度はすべてのウインドウが、目的の設定になっているはずで
す。
●帰国したら
先ほどの .tcshrc の TZ の設定を消して、もう一度ログインしなおします。
■長期的に変更する場合(この場合は、PCの内部時計も変更します。)
まず、/usr/share/zoneinfo/localtime というシンボリックリンクの行き先を、
滞在場所にします。通常は、Plamo 2.2 のインストール直後は、
/usr/share/zoneinfo/Japan
へのシンボリックリンクになっています。これを変えます。rootになって
rm /usr/share/zoneinfo/localtime
ln -s /usr/share/zoneinfo/Europe/Paris /usr/share/zoneinfo/localtime
とします。次に、system をシャットダウンしてください。そのあと、Linux
がbootするまえの BIOS 設定の時に、 PC の内部時計の時間を現地時間に合わ
せます。これで OK です。
■日本の時間を知りたい
X11環境を仮定しますが、ウインドウを一つ開いて、
setenv TZ /usr/share/zoneinfo/Japan
とします。そのあと、そのウインドウで、date をしてください。
また、例えば
asclock -shape -position -65+0 -24 &
でもしてみると、日本の時間が常にわかります。
(他のウインドウで同じことをして、結果を比較してみると面白いです。)
■要するにどういうことか?
最初は、 /etc/localtime をいじるのかと思っていろいろやりましたが、これ
は違います。/etc/localtime は、PCの内部時計の時間が、どこの都市の時間
にあっているかを設定します。
そして、ここの shell がどの時間帯で動作するかは、TZ 環境変数で決まりま
す。TZ 環境変数は、/etc 以下を調べると
> /etc/csh.login: setenv TZ /etc/localtime
> /etc/profile:TZ=/etc/localtime
で設定されています。/etc/localtime は /usr/share/zoneinfo/localtime へ
のシンボリックリンクでした。ということで、tcsh利用者の私は、 ~/.tcshrc
に
setenv TZ /usr/share/zoneinfo/Europe/Paris
と書くことでこれを実現しました。
(おわり)
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