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16. PPP の設定

Plamo Linux では PPP の設定を簡便にするために、対話的に PPP 接続に必要な 設定を行なう pppsetup という設定用のスクリプトを用意しました。 pppsetup は root 権限で実行してください。

pppsetup を実行すると、まず日本語が使えるかどうかが尋ねられますので、日 本語が読める場合は Y を、読めない場合は n を選んでください。


# pppsetup
この文字が見えますか? Can you read Japanese chars on this term ? [Y/n]

Japanese mode

次にプロバイダに登録しているユーザ名やパスワード、プロバイダのドメイン名 などが質問されます。


プロバイダに登録しているユーザ名は?: isle

isle のパスワードは? xxxxxxx

プロバイダのドメイン名は? st.rim.or.jp                
プロバイダのネームサーバの IP アドレスは? 202.255.181.10
接続先の電話番号は?03-123-4567

次に PPP の認証方法が質問されます。PPP の認証方法は通常の UNIX のログイ ン認証(login: プロンプトが出るタイプ)と PPP 専用の PAP 認証の 2 つに大別 されます。

また、Nifty-serve 経由で Infoweb に接続する場合(Nifty-serve のアカウント で PPP 接続をする場合)は一つ余計なステップが必要なので別メニューにしてい ます。

追記:Nifty-serveへの接続手順が多少変更され、現在はこれで生成するスク リプトでは接続できないようです。


接続先のユーザ認証法は?:(デフォルト: 3) 
1 : ログイン認証(login: と passwd: を聞いてくるタイプ)
2 : Nifty-serve (Niftyserve 経由で Infoweb に接続)
3 : PAP 認証(login 直後から PPP でやりとりするタイプ)

3

「PPP 起動スクリプト」とは、PPP 接続を開始する際のコマンド名です。

PPP 起動スクリプトの名前は?(デフォルト : ppp-on)

これら PPP 接続に必要な情報を指定すれば、自動的に必要なファイルが作成さ れます。


今から /usr/sbin/ppp-on, /etc/ppp/ppp-on-dialer, /etc/ppp/papsecrets 
に必要な情報を設定します。
このスクリプトが作成するコマンドはトーン回線(プッシュホン)用
なので、パルス回線(ダイアル)の場合は /etc/ppp/ppp-on-dialer の
ATDT の部分を ATDP に変更してください

作成されるファイルは以下の通りなので、もしうまく行かない場合はそ れぞれのファイルをチェックしてみてください。

この質問はログイン接続の場合のみに問われますが、接続先にログインした後に PPP 接続を開始するためのコマンドが必要な場合はここで指定すれば、 /etc/ppp/ppp-on-dialer の最後で実行されます。 特別なコマンドが不要な場合はそのまま Return を押してください。


サーバの PPP を起動するコマンドがあれば教えてください[] :ppp

デフォルトでは、PPP 接続を開始するには root 権限が必要になっています。一 般ユーザから起動できるようにすることはセキュリティ的にお勧めできませんが、 詳細については /usr/doc/JF/PPP-HOWTO.euc.gz を参照してください。


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