Plamo-ML 等でよく目にする質問を整理してみました。まだまだ絶対数は不足していますので、協力していただける方を募集します。
A.Plamo-2.0ではインストール直後の状態では外部からの接続を拒否するような設定になっています。
外部からの接続を許可するためには /etc/hosts.allow にある
ALL : LOCALの行へ、利用したいホストまたはネットワークを追加してください。たとえば、192.168.0.x というネットワークからの接続を全面的に許可するには
ALL : 192.168.0.という行を追加します。
/etc/hosts.allow, /etc/hosts.denyでは、inetd 経由で起動するサービスについて、ネットワークやホスト単位での接続の可否を制御できます。基本的な書式は
[サービス名] : [ネットワーク名]の形式で、例えば特定のホストに対してFTPのみを許可する場合は
in.ftpd : 192.168.2.1のような指定になります。これらの詳細については man 5 hosts_access してみてください。
A.ネットワーク経由のrootログインを許可するのはセキュリティ的に問題なので、一般ユーザでログインしてから、suでrootに変更する方法をお勧めします。
UNIXでは、root権限で作業する時間はできるだけ短かくする方がいいので、日頃から本当に必要な作業をする際にのみsuでrootになるように習慣づけましょう。
なお、どうしてもrootでログインする必要がある場合は man securetty を参照してください。
A.DHCPクライアント用のパッケージはcontribに入っているので、まず/contrib/Network/dhcpcd.tgzパッケージをインストールしてください。
DHCPを使う場合、IPアドレスやネットマスクなどはDHCPサーバから自動的に割りあてられるため、ネットワーク関連の設定ファイルをいくつか修正する必要があります。
ネットワーク設定用のnetconfigコマンドを再実行し、loopbackのみを使うように指定する方法もありますが、直接設定ファイルを修正する場合は /etc/rc.d/rc.inet1 の
# Edit for your setup. IPADDR="172.16.2.2" # REPLACE with YOUR IP address!の部分をコメントアウトして、代りに/sbin/dhcpcdを実行するように書きかえ、再起動します。
NETMASK="255.255.255.0" # REPLACE with YOUR netmask!
NETWORK="172.16.2.0" # REPLACE with YOUR network address!
BROADCAST="172.16.2.255" # REPLACE with YOUR broadcast address
# Edit for your setup.上記のように /etc/rc.d/rc.inet1 を修正すれば変更は恒常的になりますが、単にDHCPの接続テストをするだけならば root 権限で
# IPADDR="172.16.2.2" # REPLACE with YOUR IP address!
# NETMASK="255.255.255.0" # REPLACE with YOUR netmask!
# NETWORK="172.16.2.0" # REPLACE with YOUR network address!
# BROADCAST="172.16.2.255" # REPLACE with YOUR broadcast address
# for DHCP
/sbin/dhcpcd eth0
# ifconfig eth0 downでも構いません。
# /sbin/dhcpcd eth0
A1.
Plamo だと、普通に設定スクリプトを書き直せばいいです。
具体的には、 /etc/rc.d/rc.inet1 の以下の部分を書き直します。
# Edit for your setup.
IPADDR="133.30.224.62" # REPLACE with YOUR IP address!
NETMASK="255.255.255.0" # REPLACE with YOUR netmask!
NETWORK="133.30.224.0" # REPLACE with YOUR network address!
BROADCAST="133.30.224.255" # REPLACE with YOUR broadcast address, if you
# have one. If not, leave blank and edit below.
GATEWAY="133.30.224.254" # REPLACE with YOUR gateway address!
# Uncomment the line below to configure your ethernet card.
/sbin/ifconfig eth0 ${IPADDR} broadcast ${BROADCAST} netmask ${NETMASK}
A2. ルータ等、二つの Network Interface Card を設定する際は、以下の例が役に 立つでしょう。
# Edit for your setup.
# for innner net
IPADDR0="192.168.0.3" # REPLACE with YOUR IP address!
NETMASK0="255.255.255.0" # REPLACE with YOUR netmask!
NETWORK0="192.168.0.0" # REPLACE with YOUR network address!
BROADCAST0="192.168.0.255" # REPLACE with YOUR broadcast address, if you
# have one. If not, leave blank and edit below.
GATEWAY="192.168.1.254" # REPLACE with YOUR gateway address!
# for outer net
IPADDR1="192.168.1.7" # REPLACE with YOUR IP address!
NETMASK1="255.255.255.0" # REPLACE with YOUR netmask!
NETWORK1="192.168.1.0" # REPLACE with YOUR network address!
BROADCAST1="192.168.1.255" # REPLACE with YOUR broadcast address, if you
# have one. If not, leave blank and edit below.
# Uncomment the line below to configure your ethernet card.
/sbin/ifconfig eth0 ${IPADDR0} broadcast ${BROADCAST0} netmask ${NETMASK0}
/sbin/ifconfig eth1 ${IPADDR1} broadcast ${BROADCAST1} netmask ${NETMASK1}
A3.
ノート PC でネットワークカードを使っている場合、/etc/network.opts を編
集します。先頭の home 等のキーワードによって複数の設定を使い分ける事がで
きます。キーワードを変更するには例えば
cardctl scheme home
とします。詳しくは PCMCIA-HOWTO.txt.gz が役に立つでしょう。
case "$ADDRESS" in
home,0,0,*)
INFO="Sample private network setup"
# Transceiver selection, for some cards -- see 'man ifport'
IF_PORT=""
# Use BOOTP (via /sbin/bootpc, or /sbin/pump)? [y/n]
BOOTP="n"
# Use DHCP (via /sbin/dhcpcd, /sbin/dhclient, or /sbin/pump)? [y/n]
DHCP="n"
# If you need to explicitly specify a hostname for DHCP requests
DHCP_HOSTNAME=""
# Host's IP address, netmask, network address, broadcast address
IPADDR="192.168.x.x"
NETMASK="255.255.255.0"
NETWORK="192.168.x.x"
BROADCAST="192.168.x.255"
# Gateway address for static routing
GATEWAY="192.168.x.1"
# Things to add to /etc/resolv.conf for this interface
DOMAIN="ucatv.ne.jp"
SEARCH=""
DNS_1="x.x.x.x"
DNS_2="x.x.x.x"
DNS_3=""
# NFS mounts, should be listed in /etc/fstab
MOUNTS=""
# If you need to override the interface's MTU...
MTU=""
# For IPX interfaces, the frame type and network number
IPX_FRAME=""
IPX_NETNUM=""
# Extra stuff to do after setting up the interface
start_fn () { return; }
# Extra stuff to do before shutting down the interface
stop_fn () { return; }
# Card eject policy options
NO_CHECK=n
NO_FUSER=n
;;
;;
esac
A: Linux/98 では、コンソールの文字コードが SJIS になっていますので、/sbin/euc コマンドを実行するか vf.1 で文字コードを euc に切り替えてください。
ちなみに、vf.1:euc, vf.2:sjis, vf.3:raw に切り替るようです。いちいちコマンドを実行するのがメンドくさい場合は /etc/profile と /etc/csh.login の最後に /sbin/euc を付け加えればいいでしょう。
A: OutlookExpress などのメーラーで、メールに HTML パートを付けていませんか? HTML パートのメールは正しくコマンドメールだと認識されずにハネられてしまいますので御注意ください。
A: 仕様です(涙)。Tcl/Tk のライブラリを 7.6 当時のものにすると大丈夫だという情報もあるので、作り直したXF86Setupをこちらに置いておきます。
A1.
1. Fn+F3で画面を暗くする
2. Fn+F7で出力を外部モニタに変更する
3. 液晶を閉じる or ヒンジ部のぽっちを適当なもので押さえる
(少なくともX20, A21pで実績あり)
A2.
Xが動いていれば、
xset dpms force off
-display オプションを使えば、ローカル/リモートに因りません。
A3.
カーネルの設定で、"Enable console blanking using APM"
(CONFIG_APM_DISPLAY_BLANK) を有効にしておくと、コンソール画面のブラン
ク時にディスプレイが完全に消えますので、setterm -blank 1 とでもしてお
けば、すぐに消えるようになります(/etc/rc.d/rc.M で設定されてます)。
C.
Xじゃなければ、BIOS設定で消すことができるかもしれません。
setterm に、-powersave と -powerdown というオプションがあるので、もし
かしたらカーネルの設定をいじらなくてもこれを使って消せるのかもしれませ
ん。